341人が死亡し、3人が行方不明となっている能登半島地震の発生からきょうで8か月。地震で被災した飲食店などを支援しようとJR金沢駅前にある石川県立音楽堂は、きょうから玄関前の広場やホールをキッチンカーや特産品などの販売のために無償で貸し出す取り組みを始めた。初日のきょうは石川県立音楽堂の玄関前の広場と入り口のホールに合わせて7つの店舗が設けられた。このうち屋外のキッチンカーでは店舗が全壊した穴水町の飲食店が天津飯を販売し、訪れた人が買い求めていた。石川県では仮設住宅の建設が進み避難所に身を寄せる人が減る一方、解体される見込みの建物の数は当初の想定より大幅に増えていて、安定した住まいの確保が課題となっている。