能登半島地震のお見舞いのため石川県に入られた天皇皇后両陛下。到着を前に輪島市の沿道には多くの人が集まった。その前を通過する際にバスの窓を開け手を振られた両陛下に沿道からは「ありがとう~!」の声が。午後1時半、両陛下は大規模火災で15人が犠牲となった輪島朝市へ。焼け跡を見つめて深く黙礼した。その後、64世帯105人が暮らす近くの避難所に足を運んだ。両膝をつき1人1人と目を合わせ何度も頷きながら被災者の話に耳を傾けられた両陛下。皇后さまは「眠れなかったけれどお目にかかれて前に進みます」と涙ぐむ高齢女性に「大変でしたね」と言葉をかけられた。午後4時過ぎ、自衛隊のヘリで珠洲市に入られた両陛下。41世帯83人が避難する中学校を見舞われた。「温かい炊き出しがありがたい」と話す女性に両陛下は「良かったですね」「寒い時期ですからね」等と声をかけられていた。被災地の負担を最小限にと日帰りでの訪問となった。出演者は「聞く構えが親身で温かい。聞いてもらえてるということで心が救われると思う」等とコメント。