新春恒例の講書始の儀は宮殿・松の間で行われ天皇皇后両陛下は長女の愛子さまや秋篠宮ご夫妻、次女の佳子さまなど皇族方とともに学問の第一人者から講義を受けられた。まず服装史学の武田佐知子大阪大学名誉教授が「古代の衣服と社会、国家、国際関係」をテーマに弥生時代に卑弥呼が中国から贈られた装束や古代の天皇の礼服などについて解説した。国際経済学の矢野誠京都大学名誉教授、免疫学の谷口維紹東京大学名誉教授も講義を行い、両陛下は時折うなずきながら愛子さまは身じろぎせずおよそ1時間にわたり熱心に耳を傾けられた。
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