卓球のパリ五輪代表内定選手がきのう発表され、女子は選考レーストップ2の早田ひな選手と平野美宇選手がシングルス代表に選ばれた。リオ五輪は補欠、東京五輪は団体戦メンバーだった平野選手は自身初シングルス代表の喜びを噛み締めた。「最大の目標であったシングルスの2枠を獲得できたことはすごく成長できたっていうふうに嬉しく思います」と語った。そして伊藤美誠選手と張本美和選手で争う構図となった強化本部の推薦による団体戦メンバーの残り1枠に選ばれたのは全日本選手権で準優勝に輝くなど急成長を続ける張本選手だった。「五輪は自分にとって本当に夢の舞台ですし、選んでいただけたことは本当に感謝しています」と語った。女子代表の渡辺監督が選考理由のひとつに挙げたのはアジア大会女子ダブルスで中国ペアに勝利するなどダブルスで収めた実績。団体戦3枠目に必要な能力を評価されたことについて張本選手は「結構性格が明るくて喋るのが大好きなのでペアの方に意見を聞いてみたりとか自分から意見を出したりとかして試合をしているところが自分の中では良いところかなと思います」と自己分析。そんな張本美和選手を真っ先に祝福したのは男子シングルス代表に内定した兄・智和選手だった。公式Xで「美和おめでとう!本当におめでとう!!!」と祝福。兄の投稿に美和選手は「ありがとう~~~!!!お兄ちゃんと一緒に行ける!一緒に頑張ろう~」と反応。卓球界初の”きょうだい五輪”へ。卓球パリ五輪代表内定選手は男子では張本智和選手、戸上隼輔選手、篠塚大登選手。出演者は「女子団体の3人目はシングルスでもダブルスでも活躍できる選手を選んだということだが、選ばれた3人は落選した伊藤美誠選手の分まで頑張って欲しい」などとコメント。平野選手は会見で「小さい頃から競い合ってきて伊藤選手がいたからここまで来られた。伊藤選手もそうだし選ばれなかった選手の分まで私たちは日本代表として頑張る責任がある」と語った。