静岡県浜松市を流れる「天竜川」。きょうこの川の上に開通したのが、「ドローン航路」。これまで日本各地でドローンによる物流の実証実験などは行われて来たが、本格的に航路を設定して商用利用するのは世界初とのこと、記念すべき初めての利用は、薬の運搬。約10キロ離れた診療所を目指しドローンが飛び立った。約10分後、診療所近くの着陸場所にドローンが到着し、担当者が薬を取り出し患者の元へと届ける。政府はドローンの普及を妨げている、手間やコストを減らし物流の効率化を加速させたい考え。ドローン航路の設計と監視をするのは、空間管理のシステムを手掛ける「トラジェクトリー」1年ほどかけて候補地の上空を分析し航路を作り上げた。国は、帰り道のドローンに河川上空の撮影を依頼する形で民間企業に資金を提供。撮影した映像を河川の点検事業に生かすことを計画中。先週金曜日、経済産業省では担当者たちが集結し、ドローン航路を世界に輸出していく計画を進めていた。