太平洋戦争中に多くの学生たちが戦地に赴いた学徒出陣から80年になったのにあわせ、九州大学で当時の学生の手記などの資料を展示した特別展が開かれている。会場の九州大学伊都キャンパスには当時の九州帝国大学の学生が残した資料などおよそ60点が展示されており、うち法文学部に通っていた当時23歳の男子学生の手記には「これでいよいよ学校も最後かと思うといろいろと思いがめぐり立ち去り難い」という心境がつづらrている。また戦時中に学内で使われていたとみられる鉄兜なども展示されている。九州帝国大学では計691人が旧日本軍に入り60人超が戦死したという。展示は24日まで開かれる。