- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 勝呂恭佑 大谷舞風
オープニングの挨拶。
兵庫県知事選挙はきのう投票が行われ、失職して臨んだ前知事の斎藤元彦氏が2回目の当選を果たした。兵庫県知事選挙の結果。斎藤元彦、無所属・前、当選111万3911票。稲村和美、無所属・新、97万6637票。前知事の斎藤氏が前兵庫県尼崎市長の稲村氏らを抑え、2回目の当選を果たした。昨夜、斎藤氏の選挙事務所の前には大勢の人が待ち構えていた。斎藤氏は47歳。総務省の理事官や大阪府の財政課長などを経て3年前の知事選挙に自民党と日本維新の会の推薦を受けて立候補し初当選した。その後、パワハラの疑いなどで告発された問題で今年9月、県議会から不信任を議決され、失職して今回の選挙に臨んだ。選挙戦では県の行財政改革を進めてきた実績を強調し、若者への投資や物価高対策などの継続を訴えた。また、SNSでの発信にも力を入れた。投票率は55.65%で前回3年前の選挙に比べて14.55ポイント高くなった。
栃木県知事選挙と宇都宮市長選挙の投票がきのう行われいずれも現職が6回目の当選を果たした。栃木県知事選挙の開票結果。自民党県連と公明党県本部が推薦した現職の福田富一氏が6回目の当選を果たした。当選6回は全国の現職知事の中で最多となる。福田氏は71歳。栃木県議会議員や宇都宮市長を経て、平成16年の知事選挙で初当選した。選挙戦で福田氏は災害対応など5期20年の実績を強調し、結婚や子育てへの支援を手厚くするなど人への投資を重視すると訴えた。
宇都宮市長選挙は自民党、公明党県本部が推薦した現職の佐藤栄一氏が宇都宮市長としては歴代最多となる6回目の当選を果たした。選挙戦で佐藤氏は5期20年にわたる市政運営の成果を強調したほか、市内を走るLRT(次世代型路面電車)の延伸や中心市街地の活性化などを訴えた。
ウクライナ情勢を巡り北朝鮮とロシアが軍事協力を進展させていることを受けて政府は双方に対する制裁措置の強化に向けた検討に入った。ウクライナ情勢を巡り北朝鮮の兵士がロシア軍とともに戦闘に参加するなど軍事協力を進展させていることから岩屋外務大臣は16日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談し深刻に憂慮すべき事態だという認識で一致した。こうした中、政府は「北朝鮮とロシアの軍事協力はヨーロッパとインド太平洋の平和と安全に深刻な影響を与え国際法に違反するものだ」として双方に対する制裁措置の強化に向けた検討に入った。政府は核ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、すでに各種の制裁を行っているほか、ウクライナに侵攻したロシアに対しても輸出入の規制や資産凍結などの制裁を行っていて双方の資産凍結の対象を拡大することも含め具体策を協議している。また、政府はG7で足並みをそろえて北朝鮮とロシアへの制裁措置を強化したい考えで各国との調整も進めていくことにしている。
南米のペルーで開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)。首脳会議は多国間協力の重要性を強調する首脳宣言を採択して閉幕した。米国のトランプ次期大統領の就任を前に各国の首脳からは保護主義的な傾向への懸念を示す意見が相次いだ。日本、米国、中国。APECには太平洋を囲む21の国や地域が参加している。首脳会議はペルーの首都リマで2日間の日程で開かれた。参加した各国の念頭にあったのが保護主義的な傾向。関税の引き上げを掲げる米国のトランプ時期大統領の就任を前に国際社会で懸念が高まっている。中でも高い関税を科すとされた中国。牽制するためか、習近平国家主席は演説でこう発言した。「地政学的な対立や単独行動主義、保護主義の台頭などの課題によりアジア太平洋協力も試練に直面している」。そのうえで多国間貿易体制を重視する姿勢を強調した。そして会議は首脳宣言を採択して閉幕した。宣言では、多国間の協力や自由で開かれた貿易などの実現を目指す重要性を強調している。
また現地では1年ぶりとなる米中首脳会談も行われた。対話を続けていきたいと発言した習主席。次のトランプ政権に対して対立を招く対中政策は互いの利益にならないと印象づけたかったと見られる。今回は対話の重要性を確認した米中。トランプ氏の返り咲きのあとも対話を維持し問題解決を図っていけるかが課題となる。
中国では公共の場所での殺傷事件が後を絶たない。11日には南部の広東省で暴走した車が大勢の人をはね35人が死亡、43人がけがをした事件が起きたばかり。警察は運転していた62歳の容疑者の動機について離婚後の財産分与をめぐる不満だとする見方を示している。相次ぐ殺傷事件。専門家は中国社会全体の閉塞感や抑圧されているという雰囲気が事件の引き金になっていると指摘する。
太平洋戦争当時、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡で命を落とした戦没者を追悼する慰霊祭がきのう台湾南部の寺で行われた。この海域では近年、中国が空母を度々航行させるなど緊張が高まっている。同じようなことを繰り返してはならないという人たちの声を取材した。台湾南部バシー海峡を望む海岸。慰霊祭には日本から訪れた遺族などおよそ90人が参列した。南方と日本を結ぶ重要な輸送ルートとされたバシー海峡。戦時中、旧日本軍の艦艇や輸送船が米軍に撃沈されるなどして10万人以上が亡くなったといわれている。ただ、生存者が少なく、記録もほとんど残っていないことから多くのことが分かっていない。戦没者を弔うとともに歴史を語り継ぎ、少しでも風化を防ごうと9年前に慰霊祭が始まった。慰霊祭を主催しているのは台湾にある団体。ボランティアで活動しメンバーの多くが現地在住の日本人。主要メンバーの一人で台湾の大学に通う土山祐実さん。近年バシー海峡ではその平和が危ぶまれることが起こっている。台湾の統一を目指す中国の空母や艦船がたびたび確認され、近隣の南シナ海では中国の船がフィリピンの船と衝突。緊張が高まっている。SNSを通じ若い世代にも慰霊祭への参加を呼びかけていた土山さん。日本人留学生も参列した。
阿炎〇−●宇良、若隆景〇−●平戸海、若元春〇−●熱海富士、正代〇−●王鵬、大栄翔〇−●霧島、琴櫻〇−●美ノ海、大の里〇−●翔猿、豊昇龍〇−●欧勝馬。
大分国際車いすマラソン:優勝・金華(中国)、2位・鈴木朋樹。
大リーグで活躍する菊池雄星投手が、地元岩手県で建設を進めてきた屋内練習場が完成し、オープニングセレモニーが行われた。セレモニーには菊池投手本人も参加。施設は“マウンドの王様”を意味する「キングオブザヒル」と名付けられ、母校の花巻東高校の近くに完成した。ブルペンにはマウンドを囲むようにカメラが設置され、ボールの速度や回転数、体の動きなどを画面に表示。ピッチングのクセや改善点が分かるようになっている。
愛媛県新居浜市には「おもちゃ図書館」と呼ばれる施設がある。地域の人に親しまれているこの施設では、布で出来たままごとの道具や人形など、手作りのおもちゃでだれでも遊ぶことができる。やさしい風合いのおもちゃを長年制作し続けてきたボランティアの活動を取材した。新居浜市総合福祉センターの一角にある「おもちゃ図書館きしゃポッポ」。おもちゃを作っているのは、かつて幼稚園の先生や洋服を作る仕事をしていたボランティアで、週に一度活動している。おもちゃ図書館を設立した松山明子さん。30年ほど前から新居浜市や市民の協力を得ながら活動を続けてきた。松山の長女には障害があり、生活をする上で周りの人たちに優しく支えられてきた経験から、趣味のおもちゃ作りを生かして地域の子どもたちを支えたいと活動を始めた。今作っているのは、転がして勝ち負けを決めるおもちゃ、じゃんけんサイコロ。視覚障害がある子どもでも楽しめるよう、音が鳴る工夫や触ったときに形が分かるようになっている。クリスマスのイベントでプレゼントするためにこれまで制作を続けてきた。おもちゃ図書館の運営だけでなく、手作りの衣装で演劇をしたりおもちゃを使った出前講座を行ってきたことが評価され、内閣総理大臣賞など数々の賞を受賞してきた。さらに松山たちは、今年1月に発生した能登半島地震の被災地に手作りのおもちゃを送った。松山さんは時間を見つけては自宅でもおもちゃを手作りする。これまで制作したおもちゃは1万個以上。あたたかみを感じて欲しいと、1つ1つ丁寧に作り上げる。松山さんは「全ての子どもたちのために共に生きていきたいなと思っている」と語った。
医師が都市部などに偏り地方で不足する「医師の偏在」への新たな対策として、厚生労働省が、公立病院の院長などの管理者になる要件に、医師が少ない地域で1年以上勤務することを新たに加える方向で検討を進めていることがわかった。こうした要件はすでに全国におよそ700ある「地域医療支援病院」で導入されていますが、公的医療機関などに拡大されれば対象はおよそ1600の病院に増加する。一方で専門家の間からは民間も含めたさらに多くの病院に同様の要件を適用すべきだという指摘もあがっていた。
絵本「ふみきりくん」を紹介。船橋市の住宅街にある海神駅の踏切をモデルにした物語。作者・えのもとえつこは「この踏切は、なんて働き者なんだろうとまるで人間のように感じ、感謝していた」とコメント。