全国の病院で作る6団体が1700余の病院の経営状況を調査したところ、経常利益が赤字となった病院は61.2%でおととしより10.4ポイント増えている。補助金などを除いた医業利益が赤字だったびょいうんは69%でおととしより4.2ポイント増えた。背景には物価高などによる委託費(病院給食など)、給与費の増加がある。物価や人件費の上昇に医療報酬などの収入が追いつかず、地域医療は崩壊寸前だという。日本医療法人協会・太田圭洋副会長は「地域の病院が突然なくなるような事態にある。国には物価などの上昇に応じて診療報酬が上がる仕組みを考えて欲しい」としている。