路線バスの減便の理由のひとつに運転手不足もある。横浜市営バスでは運転手不足などで減便が2度行われた。保土ケ谷営業所では運転手は現在158人所属しているというが3月末までに9人が退職し減便の要因のひとつになっている。人材確保のために平均で6.65%の賃上げをおこなったり住宅手当3万円を増やすなどの対策をとっている。都内でも小田急バスが人手不足などのため3月から一部路線を廃止・減便している。女性バス運転手の割合は全国平均で1.7%だが奈良交通は8年前から労働力確保のため女性の方を接触的に採用し短時間勤務や産休などを導入している。女性運転手専用の休憩室なども整備しており、現在29人が在籍。8年前から3倍に増えている。今後外国人の採用も視野に入れており、特定技能制度のなかで人手不足に対応するための自動車運送業などを追加して3月に閣議決定している。愛知県岡崎市では岡崎モデルとして全国初の外国人運転手の実現に向けて現在整備を行っている。具体的には名鉄バスとの連携など。
人材だけでなくAIも活用していこうとする取り組みもある。北海道の網走市で路線バスを運行している網走バスではAIデマンドバス「どこバス」を去年の4月から運行開始した。今まであった路線バス7台をどこバス5台へと置き換えた。電話などで予約をしAIが最適な経路を導き出す。予約が入ったときに乗客のいる区間だけ運行することができるため結果として運転手の運行時間が3割減った。料金は片道で500円から700円。乗降場所は1.5倍に増え約300箇所になっている。斎藤さんは「交通は社会インフラのひとつなので国の補助金を入れていくことも改めて考えざるを得ない」などと話した。
人材だけでなくAIも活用していこうとする取り組みもある。北海道の網走市で路線バスを運行している網走バスではAIデマンドバス「どこバス」を去年の4月から運行開始した。今まであった路線バス7台をどこバス5台へと置き換えた。電話などで予約をしAIが最適な経路を導き出す。予約が入ったときに乗客のいる区間だけ運行することができるため結果として運転手の運行時間が3割減った。料金は片道で500円から700円。乗降場所は1.5倍に増え約300箇所になっている。斎藤さんは「交通は社会インフラのひとつなので国の補助金を入れていくことも改めて考えざるを得ない」などと話した。