奈良県桜井市ではとうがらしだけを栽培する農家がある。インドやバングラデシュが原産とされる「ブートジョロキア」。辛さは一般的な鷹の爪のおよそ30倍。「カロライナリーパー」は鷹の爪のおよそ50倍。ギネス世界記録にも認定されている。とうがらしが栽培されているのは桜井市の中心部から離れた住宅と田畑が広がる地域。とうがらしを専門に育てる芥川雅之。20年ほど前からとうがらしの栽培から製品の販売まで手掛けてきた。25アールの農園で200種類のとうがらしを育てている。生で食べられる「ブリジッツアヒ」。芥川雅之は桜井市名産のそうめんをつくる会社に勤めていた。40歳を前に立ち止まり農業へ転身。とうがらしに独特の魅力があることを見出した。地元の気候もとうがらし栽培に適していた。これまでに育てたとうがらしは4000種類。研究や鑑賞のために育てる品種も多い。おもしろさはみずから交配できることだという。これまでに7種類を生み出した。そのひとつが「大和黒鷹」。桜井市の地域ブランド品に認定された。奈良県の道の駅でとうがらしを新たな地域の特産品として販売している。
