おととい午後10時から始まった蘇民祭の最大の見せ場「蘇民袋争奪戦」には例年の2倍以上の約270人が参加した。ご利益があるとされる「蘇民袋」を奪い合い、最後まで袋の結び口を握っていた人が取主となる。争奪戦は1時間近く行われ、黒石寺 蘇民祭 保存協力会青年部 部長の菊地敏明さんが取主に決まった。喜びをあらわにするとともに1000年の歴史に幕を閉じた蘇民祭を無事やり遂げたという実感を口にした。黒石寺・藤波住職は感謝の言葉を述べた。翌日撤収作業をする菊地さんは「撤収してみんなでジンギスカン食べて、そこでほっとする。多分泣くんじゃない。」と話した。