- 出演者
- 山本隆弥 中谷しのぶ 安部敏樹 澤麻美
オープニング映像。
先週、ポジションごとに最も優れた打者に贈られるシルバースラッガー賞や、最も活躍した指名打者に贈られるエドガーマルティネス賞、リーグで最も優れた打者に贈られるハンクアーロン賞を受賞したドジャース・大谷翔平。きのうは最優秀選手「MVP」を受賞した。3度目の満票受賞。リーグをまたいでの2年連続、指名打者としての受賞は初めてで、史上初づくしの快挙。
肘のけが、10年で1000億円を超える契約。チームを移籍し始まった今シーズン。元通訳の不正送金事件もあったが、MVPを受賞。去年は愛犬デコピンとツーショットだったが、ことしは真美子夫人も。MVPの受賞は3回目。過去2回に続いてMVPを選出する記者全員が大谷に投票。リーグをまたいで2年連続、DH指名打者としての受賞。このすべてが史上初。
きのう、ドジャース・大谷翔平がMVPを受賞した。パフォーマンスの向上を目指し、スポーツ選手の体の動きを研究している筑波大学体育系・川村卓教授。大谷はプロ入り当時、勉強に来ていた。川村教授が特に注目したのが48号ホームラン。今シーズンの成績は、打率3割1分、打点130、盗塁59、ホームラン54本。川村教授は「来季はピッチングも問題ないのでは」と話す。
ドジャース・大谷翔平がMVPを受賞した瞬間の映像。きのう11月22日は「いい夫婦の日」。明治安田生命のアンケート調査で、“理想の夫婦”のトップに輝いた。2024年、世界での大谷の経済効果は約1168億円。関西大学・宮本勝浩名誉教授は「空前絶後の金額になった。1人のアスリートの活躍結果というレベルのものではない」とコメントしている。
石破政権の発足から約2か月。最も大きな出来事は衆議院選挙の大敗。結果、少数与党となり、自民党にとって国会運営に支障が生じることに。今後、国民民主党が求める「103万円の壁」の見直しなど、経済対策はどうなるのか。そして、石破総理の本格的な外交デビューの場となった、APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議。しかし、集合写真に石破総理の姿がない。米国や中国など、各国首脳との会談の成果は。経済対策に外交戦略、石破総理が描くニッポンの針路は。専門家2人が解説する。
おととい5泊8日の外遊を終え、南米から帰国した石破総理。今回の外遊では、南米2か国で2つの国際会議(APEC首脳会議、G20サミット)に出席。これまで未知数とされてきた石破総理の外交力が注目された。各国の首脳とあいさつを交わし会談が行われたが、座ったままの握手には物議も。さまざまな難題を抱える中国・習近平国家主席との初顔合わせでは、両手で握手を交わすものの笑顔を見せず、目も合わせない。そして始まった首脳会談。真剣な表情で指摘した。外務省幹部は「収穫の多い会談だった」と、一定の成果が出たとの認識を示している。しかし、APEC首脳会議に参加した各国首脳がそろって記念撮影に臨む中、石破総理の姿がない。ことし9月に亡くなったペルー・フジモリ元大統領の墓を訪れた後、事故渋滞に巻き込まれ記念撮影に間に合わなかった。一方、G20後に模索していた米国・トランプ次期大統領との会談は見送りという結果に。トランプ氏は、見送りの理由として「各国から要望が殺到したこと」などを挙げた。
ジャーナリストの岩田明子氏は石破総理の南米訪問について「対北朝鮮を見据えて日米韓の連絡事務局設置の制度化と日中首脳会談による近隣諸国との安定化などは評価できるものの、G20首脳宣言で日本の存在感を発揮できず座ったまま握手するなど外交の稚拙さが目立った」など話した。一方国内では今月28日に臨時国会が来月21日までの日程で召集され、少数与党の自民・公明は経済対策の裏付けとなる補正予算や政治改革などについて野党とどのように協議していくかが注目される。政治改革について自民党は今後政策活動費の廃止を検討することを検討しているものの企業団体献金の禁止については各党とも意見が微妙に違う状態となっている。今国会では常任委員長17ポストのうち7つを野党側が握っていて、特に予算委員会の委員長も立憲民主党の安住氏が務めるようになったため与党の強行採決や答弁者の差し替えが難しくなった。ただ野党側も予算委員会などで反与党の運営に徹すれば国民から政権運営能力に疑問が出て厳しい評価を受けることになる。
きのう、政府は物価高の克服などを掲げた新たな経済対策を閣議決定。事業規模約39兆円、一般会計の追加額は13兆9000億円となり、いずれも去年の規模を上回った。103万円の壁については「来年度税制改正の中で議論し引き上げる」と明記。国民民主党の要望を反映させる形となった。ガソリン減税についても、自動車関係の税全体の見直しに向けて検討し「結論を得る」とした。石破総理は、経済対策の財源の裏付けとなる補正予算案について「できる限り早期に政策を届けるため、速やかに編成し早急に成立させたい」と強調した。
経済アナリスト・馬渕磨理子の解説。今回の経済対策は39兆円程度。馬渕が注目するのは物価高対策。電気代(国の支援反映後)のグラフ。食品値上げの品目は、去年3万2396品目、ことし1万2458品目で前年比4割程度。規模ありきではないかという意見もある。受給ギャップがマイナスの状況であり、経済対策を打つべきであり、39兆円は妥当だという。物価の値上がりはいつまで続くのか。食料品は値上がりは続く。トランプ氏は関税を引き上げるという。原油を掘りまくるという政策を出しているトランプ氏。103万円の壁について。これを越えると所得税が発生し、扶養控除対象外になる。これを178万円まで引き上げるよう国民民主党は主張。国と地方で7兆6000億円の税収減となる。古川元久税調会長は、国民の手取りが増えれば経済が活性化するため、一定の減収分を補えるという。手取りが増える中で、日本経済が上向くことは考えられると馬渕さんがいう。地方自治体は懸念している。恒久的な財源になっていくと、金利が上がるリスクを考えなければいけない。日本経済が循環するポイントを探っていく必要がある。基準財政収入額が各自治体で設定されていると安部さんがいう。行政サービスが落ちることは明示されていない。低所得世帯に対しては住民税を控除しなくていはいけないとのこと。政局に持ち込まずに政策で決めるべきだと岩田さんがいう。
兵庫県知事選挙の投開票が行われ、斎藤元彦前知事が再選した。おととい、斎藤知事の単独インタビューを行った。出直し選に勝利し、知事に返り咲いた斎藤元彦氏。中谷キャスターとの対面インタビューは2か月ぶり。県議会の不信任決議が全会一致で可決された直後に、ウェークアップに生出演した。失職時再選すると思ったか? という質問い対し、かなり厳しい選挙戦だと思ったと斎藤知事がいう。毎日街頭活動をおこなったとのこと。少しずつ反応が増えてきたという。多くのみなさんい応援してもらったとのこと。辞めたらいい、どういうつもりだという声もあったとのこと。NHK党・立花氏は斎藤知事を応援するために立候補した。斎藤知事は立花氏を知らなかったとのこと。ネットコミュニケーション研究所の中村さんは、SNSがチカラを発揮した選挙だったという。立花孝志氏のYouTube視聴数は1500万回を超えている。かなり強い追い風になったという。斎藤知事のXのフォロワーの増加数は、2022年の調査では2万5000人くらいだったが、18万人になった。街頭演説に来る人が増えたという神田記者。街頭演説で投票を決めたという人もいた。「告発文書自体がねつ造だったのではないか」「既得権益に立ち向かったが陥れられた」という発信も広がっていたと中谷キャスターがいう。有権者たちは自分自身で判断していたと斎藤知事がいう。パワハラの有無についての百条委員会は続いている。元県民局長が疑惑を告発したが、兵庫県は、誹謗中傷だとして元県民局長を停職3か月の懲戒処分とした。選挙活動とメディアのあり方が大きく変わろうとしている。
選挙報道のあり方が改めて問われた兵庫県知事選挙。これからも試行錯誤を重ねて、取材をして、事実に基づいて公正に伝えていきたいと中谷キャスターは言う。メディアの共存というテーマもある。都知事選、県知事選では、SNSのチカラを見せつけられた。ドブ板とSNSのハイブリッド型で選挙活動を戦うことになるだろう、メディアについてはしっかり取材をして正確な情報を流すことをつとめなければならないと岩田さんがいう。安部さんは、取材は裏取りが大事だという。今回の選挙の裏取りはできていたのかという。メディアが臆病になっている。勇気を持って選挙報道を踏み込んでいくことも必要だ。想定されなかった出馬の仕方については議論していくべきだという。発信者として大事にしているのは相手の思考回路を奪わないということだと馬渕さんがいう。SNS側に規制が入らなければいけないが、ぜんぶ、日本の企業ではないと安部さんがいう。日本の規制が入れられるのかということも大事な論点となる。マスメディアは臆せずに選挙報道をするべきだ。SNSなどのネットメディアは選挙期間中のルール作りをすべきだと安部さんがいう。
谷川さんは「90を超えたからこそ感じる何かがあると思うのね」と話した。
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- 深堀瑞穂生きてるってどういうこと?
栃木・足利市の小俣幼児生活団。主任保育士は97歳。ピアノを弾くと自然と子どもが歌い出す。大川繁子さんを取材。幕末から明治に地元の織物産業を支えた大川家の屋敷と広大な敷地が戦後保育園に。母屋は国の登録有形文化財。一般的な保育園とは異なり決められたスケジュールはなく、どう過ごすかは子供たちが自分で決める。給食はバイキング形式。大川繁子さんは次男で園長の眞さんに連れ添われて出勤。東京出身の繁子さんは終戦後、大川家へ。義理の母がこの屋敷で保育園を始めることを決め、繁子さんは育児をしながら保育の道へ進むことになった。繁子さんの教え子は3000人以上に上る。当初は一般的な保育と変わらないものだったが次男の眞さんが園長になると今の独特なスタイルに舵を切った。先回りせず子どもの意思表示を待つ。喧嘩は成長に必要な物。大事なのは自分たちで話し合って解決できる力。繁子さんは年を重ねるにつれ、現場に出る時間が減りつつある。読み書きの能力でなくやってみたいという意志をはぐくむ。
保育園では毎年近くの田んぼで米を育てている。秋になるとかかしを作るのが恒例だがここでも押し付けず子どもたちに決めさせる。繁子さんは今もリトミックと言う曲に合わせて体を動かす音楽教育を続けている。今日からできる子育てのコツについて繁子さんは「いま2人で子供との付き合いを楽しくできるように。」などと話した。
群馬・みなかみ町、北海道小樽市の映像。全国の天気予報を伝えた。
全国の天気予報を伝えた。
来週の予定。28日に臨時国会が召集され、29日に所信表明演説が行われる。石破政権について岩田さんは「内外ともに課題山積。官邸のチーム力をアップしないと立ち行かない」などとコメント。