- 出演者
- 中谷しのぶ 足立夏保 澤麻美
大接戦の米国大統領選挙。分断が進む現地でいま何が、中谷キャスターが激戦州を緊急取材。あすは衆議院選挙。選挙戦最終盤。与野党一騎打ちの激戦区は。今日のウェークアップは日本の未来を占う選挙スペシャル。
オープニング映像が流れた。
オープニングの挨拶をした。中谷さんは「明日は衆議院選挙の投開票日、アメリカ大統領選挙の投開票日も近づいている。日本の未来を考える日にしたいと思う」などと話した。出演者を紹介した。
あすは衆議院選挙。選挙戦最終盤、新たな政治とカネの問題が浮上した。裏金問題を巡り、12人を非公認とした自民党。非公認とした候補者が代表を務める政治団体などに対して、党本部が2000万円を支給していたことが分かった。自民党・石破総理は、あくまで「党勢拡大のため」と強調した。
戦後最短の短期決戦となる今回の衆院選。ウェークアップは街の人が思う争点を聞いた。裏金問題がクローズアップされる中、経済や家計についての問題意識が垣間見えた。一方で若い世代からは「消費税、一番関心ある」との声も。投票率と若い世代の経済的負担の関係を分析している東北大学大学院経済学研究科・吉田浩教授は「若い世代の投票率が下がれば、高齢者向けの政策に重点が置かれ、子育て支援など、若者向けの政策への国の支出より高齢者への支出が多くなる。さらに、将来世代の負担となる国債を発行する傾向が強くなるとして試算したところ、8万円損する」という。
自民党(東京7区)から立候補している丸川珠代候補。政治資金収支報告書への不記載額は822万円で、党から戒告処分を受けた。比例復活はない。対する野党。東京7区・立憲民主党・松尾明弘候補は「きちんと政権交代をして、経済をよくしていく。みんなの暮らしをよくしていくことを一番強く訴えていきたい」、東京7区・日本維新の会・小野泰輔候補は「自公政権が過半数割れに追い込まれないと、政治とカネの問題が解決することはない」などとコメントした。また、東京7区・参政党・石川友梨香候補は「政治とカネの問題を議論するというよりも、やるべきことなのは大幅な減税と積極財政」とコメント。
与野党一騎打ちの激戦区、山口2区で自民党から立候補した岸信千世候補。父・岸信夫元防衛相から地盤を引き継ぎ、去年行われた補欠選挙で初当選を果たした。曽祖父は岸信介元総理、伯父は安倍元総理。一騎打ちとなった前回は僅差で競り勝ったが、世襲を気にする人も。演説会には約1000人が詰めかけ、結束を呼びかけた。対するのは、立憲民主党・平岡秀夫候補。民主党政権の野田内閣で法務大臣を務めた。ことし12年ぶりに代表に復帰した野田代表も応援に駆けつけ、政権交代を強く呼びかけた。前回約6000票差で敗れた相手に、平岡候補が繰り広げる戦略は。山口2区は今回から区割りが変わり、人口13万人の周南市をすべて含むことに。どぶ板選挙を展開し、政権に批判的な無党派層を取り込む狙い。投開票日まで2日となったきのう、自民党陣営は、小泉進次郎選対委員長を投入。安倍昭恵さんも駆けつけた。与野党とも一歩も譲れない重要選挙区と位置づけている。
あすは衆議院選挙。世論調査でも国民の関心が高い経済政策、お金を巡るマニフェストに絞って議論。物価高対策について石川智久が解説。給付のデメリットは、事務が煩雑や時間がかかる。給付基準などの決定が困難。減税のデメリットは、景気の浮揚は一時的で、税収減で財政が悪化する。各党のマニフェストについては、税額控除が基本で控除額が所得税額を上回る場合には控除しきれない額を現金で給付する為、低所得者には有利な制度。財源を明記する必要があるが、明確な答えをどこも出していない。
最低賃金について。各党、概ね1500円という数字を打ち出している。最低賃金は上げるべきだが、上げるペースが高いので中小且つ地方は辛くなるとみられる。また、年収の壁も改善して給料を増やすことが重要。
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社会保障制度について。75歳以上の後期高齢者の医療費自己負担は、現役並の収入がある人は3割、一定以上の収入がある人は2割、その他の人は1割となっている。高齢者の負担を増やした場合、受診控えが出てくる可能性がある。負担を減らした場合は、財政の悪化や少子化加速の恐れが出てくる。医療保険制度については、これまでは高齢者の負担を増やす話は出てこなかったが、今回若い人の負担を減らすなどの議論が出てきているのは世の中の変わり目に見える。
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越境してきた人たちにとって、大統領選で誰が大統領になるかによって命運が変わる。世界に与える影響は大きい。ジョージア州アトランタにあるレストランから中継。ハリス氏がことし7月、まだ選挙戦を始めたばかりのころに訪れた店。キング牧師の大きな絵が飾ってある。キング牧師はアトランタ出身で、黒人の人権を訴える公民権運動に取り組んだ。キング牧師と店の創業者が、かつて黒人と白人が同じ場所で食事を楽しめるようにしたということで、黒人の歴史を語るうえでも重要な由緒ある場所。ジョージア州は人口の3割以上が黒人が占めていて、ハリス氏にとってはこの黒人票が重要な支持の基盤になる。ただ報道では、ハリス氏の黒人からの支持率は4年前のバイデン大統領に比べて10%も下回っているという。こうした中、きのうハリス氏は選挙集会を開き、そこにオバマ元大統領が初めて応援に駆けつけた。トランプ前大統領の選挙集会では、政策よりも相手を下げるための批判が目立った。地元のメディアではファクトチェックにも力を入れている。NBC系列局「KPNX」(アリゾナ州)では、ハリス氏やトランプ氏の演説などでの発言を分析して放送で伝えている。日本も同じような課題を抱えている。
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- KPNXPASCHAL’Sアリゾナ州(アメリカ)カマラ・ハリスジョージア州(アメリカ)ジョー・バイデンドナルド・ジョン・トランプバラク・オバマペンシルベニア(アメリカ)マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
米国大統領選の仕組みをスタジオで紹介。米国の大統領選挙は選挙人の争奪戦。選挙人は全米で538人。過半数の選挙人270人を獲得すると次の大統領になることができる。選挙人は人口に応じて各州と首都ワシントンに割り振られ、州ごとに勝敗が決定して、ほとんどの場合、勝ったほうが州の選挙人を総取りとなる。ペンシルバニア州の支持率の紹介。最新の世論調査によると僅かながらトランプ氏が現在リードしている状況。同数で大統領が決まらない場合は、米国の連邦議会の下院で大統領を、上院で副大統領を投票で選ぶことになっている。また、米国大統領選に合わせて下院と上院の選挙も行われており、ここで民主党か共和党、どちらが多数派になるのかでも左右されてくる。終盤の戦略「浮動票をどう取り込む?」。ハリス氏については「“黒人男性票”が撮れていない?」とのこと。トランプ氏については「民主党の牙城で遊説…狙いは?」とのこと。トランプ氏の方に勢いがある状態だ。トランプ氏が大統領になったときにはいい思いをしたと思っている人が多い。ハリス氏は黒人の男性票を取り切れていないという。アメリカのコアな人たちがハリス氏に親近感を持っていないという。トランプ氏は下院をとりに行っているという。アリゾナは共和党の牙城といわれていたが、バイデン氏は勝利した。インフレが深刻化している。だから支持する対象が変わってきているという。景気が第一になっている。日本はアメリカに負担を求められる可能性がある。
さまざまな理由で引き取り手がいない無縁遺体。超高齢化社会を迎えつつある中、年々増え続けていて、全国の自治体が対応に苦慮している。無縁遺体の火葬や埋葬などにかかる費用は、墓地埋葬法に基づき自治体が負担する。しかし対応についての明確なルールはなく、自治体にゆだねられている現実がある。実態を把握するために政令市や中核市、東京23区にアンケートを実施。59の自治体から回答があり、無縁遺体を取り扱った件数は2022年度でおよそ1万3000件と過去5年間で1.3倍に増えていた。無縁遺体が生じる理由として多く挙げられたのは、ほぼ絶縁状態、高齢、経済的な理由できょうだいや子から引き取りを断られる。火葬や遺骨の引き取りは拒否しながら、遺留金の相続を求めるといった引き取りを巡る遺族側とのトラブルだった。そうした中、親族がいるにもかかわらず無縁遺体として取り違えられるケースも。歴史学者だった男性。北海道の大学を定年退職し京都市内で1人暮らしをしていたが、おととしの1月に急性心筋梗塞を発症。救急車で搬送され息を引きとった。男性と連絡が取れないことに違和感を覚えた友人が男性の弟夫婦に報告。共に警察や病院などを尋ね歩き、3か月後になって亡くなっていたことを知った。 友人が憤るのは、行政による親族調査の仕組み。男性の遺体を引き受けた京都市は、国のガイドラインに従い市内に限定して戸籍調査を実施。しかし、弟を含む親族の戸籍情報は京都市外にあったためたどりつかず、無縁遺体として火葬した。
無縁遺体を巡る問題を受け、京都市も対策を講じた。親族調査などにかかるマニュアルを市独自に作成。対象を全国に広げたうえで、きょうだいのみならず、おいやめいにまでさかのぼって調べることを明記した。統一的なルールがない中で、自治体は日々対応に追われている。保管場所はひとつの問題だ。経費が重なってきてしまう。
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2025年は団塊世代のすべてが後期高齢者となる。そんな中、顕在化してきた無縁遺体の問題。事前に自分や家族の最期について考える終活が広がっている。8月末に東京都内で開かれた日本最大級の終活イベント。2日間で1万3000人が訪れた。取材した夫婦が納骨する場所として選んだのは、千葉県にある古墳型の共同墓地。来場者の注目を集めたイベント。70歳になることし、石田純一さんは生前葬を行った。年々増え続ける無縁遺体。10年以上にわたり見送り続けている後藤さん。 亡くなった時点で人は平等だという。
小西さんは、彼女が会見の最後に、「泣き寝入りさせられて、同じように苦しむ被害者に生きていてくれてありがとう、あなたは何も悪くないと伝えたい」と言った。自らも検事として、責任感を胸に、真実を訴えた。小西さんは、敬意を表したいという。組織ガバナンスとして時代錯誤だと中林さんが言った。
衆議院選挙には、多くの人が投票へ行けるといいと安倍さんが言った。
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ウェークアップの番組宣伝。
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