決勝トーナメント進出のためには負けられないサモアとの一戦。先に流れを掴んだのは日本。今大会初先発のレメキがタックルで一度は倒されるが突破。5mライン付近まで迫るとラブスカフニがトライ。日本が大きな先制点を奪う。そしてキックを蹴るのは今大会ここまで一度も外していない松田力也。キックを決めて7-0と日本がリードする。前半32分、松田がフワッと浮かせたパスでリーチ マイケルが飛び込んだ。タックルを受けないよう早めに飛び込むという頭脳的プレーで今大会2つ目のトライでリードを広げる。前半36分、堀江翔太が頭部へのタックルでイエローカードとなり10分間の退場に。直後、サモアにトライを奪われ、前半を17-8で終える。後半に入るとキャプテンの姫野和樹がジャッカル。勝負どころでの大きなプレーだった。後半9分、前半はサモアに押し切られたモールで今度は日本がトライ。これで22-8。ただ、サモアに10点差に迫られた日本。プレッシャーがかかる場面でのペナルティゴール。これを松田がしっかりと決めた。これで13点差。このペナルティゴールが日本にとって大きかった。試合終了間際はサモアが意地を見せる。パワーで押し込んでトライを奪った。これでコンバージョンも決められ6点差。ここでキャプテン姫野がチームを鼓舞する。日本は1トライ1ゴールで逆転されてしまう状況だが、持ち味のフィジカルを生かしたサモアの波状攻撃に最後まで苦しんだが、必死のディフェンスで突破を許さず。猛攻を耐え抜いて競り勝った日本。通算成績を2勝1敗勝ち点9とした。