中国の無人探査機「嫦娥6号」が、着陸の際に撮影した月の裏側の映像を公開した。カメラの向きを真下に変えると着陸のために更に月面へと下りていく。中国の宇宙当局によると着陸のプロセスは、約15分で完了したという。先月3日に海南島から打ち上げられた「嫦娥6号」は、日本時間の昨日午前7時23分に月の裏側にある南極の盆地に着陸した。月の裏側への着陸は中国だけが実現していて、今回が2回目。中国の「嫦娥6号」は、約2日間かけて土などを採取する予定。月の裏側からのサンプル採取に成功すれば、人類史上はじめての出来事になる。