気象庁によると、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇の影響で全国的に大気の状態が非常に不安定になっている。沖縄県では午後1時45分ごろに那覇空港から20キロ付近の海上で竜巻が観測され、10分ほどで消えたという。また、北日本から西日本にかけて局地的に雨雲が発達し雷雨となっている。午後5時までの1時間には京都市で53ミリの非常に激しい雨が降ったほか、群馬県嬬恋村で42.5ミリの激しい雨が降った。また、富山県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。大気の不安定な状態はあすまで続く見込みで、あす午後6時までの24時間に降る雨の量は、多いところで関東甲信と北陸で80ミリ、中国地方で60ミリなどと予想されている。気象庁は低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風やひょうに十分注意するよう呼びかけている。