子宮けいがんなどを防ぐためのHPVワクチンについて。このHPVワクチンは接種後に体の痛みを訴えた人が相次いだことなどから国は一時、積極的な接種の呼びかけを中止したが、その後、有効性や安全性が確認できたとして、おととし4月に呼びかけを再開している。厚生労働省は積極的な接種の呼びかけを中止していた期間に接種しなかった人を対象に来年3月まで無料で接種できる制度を設けているが、ことし行ったアンケートで対象となる人にこの制度を知っているか尋ねたところ、およそ半数に当たる48.5%の方が「制度を知らない」と回答した。厚生労働省は接種の機会を設けていることを広く伝える必要があるとして、今後、自治体などと連携して周知に力を入れていく方針。