生成AIの開発を手がける企業のサム・アルトマンCEOが来日した。きょう午前、東京大学を訪れて、学生たちと交流した。このあと、アルトマンCEOは、ソフトバンクグループ・孫正義社長とのイベントにも参加。イベントでは、両企業が企業向けのAIの開発販売に向けて提携し、合弁会社を設立することが発表された。2人は、アメリカ・トランプ大統領就任翌日の先月21日に、ホワイトハウスで大統領と共同記者会見を開き、アメリカ国内でのAIに関するインフラ整備に、今後4年間で5000億ドルもの巨額の投資を行う計画を発表している。2人はきょう夕方、今週の日米首脳会談を前に、総理大臣官邸を訪れた。ソフトバンクグループ・孫正義社長は「アメリカは世界のAIの中心になりたいという強い意欲がある。最先端AIを日本から世界に向けて先進的事例をつくりたい」、オープンAI・アルトマンCEOは「斬新な技術を日本で立ち上げ経済活性化に貢献できると興奮している」、石破首相は「日本とアメリカがAIの分野においてさらに協力を深め世界がより平和で豊かで安全になるよう努めていきたい」と話した。トランプ大統領との首脳会談で、AI開発の分野での両国の協力を確認したいという考えを示した。