茨城・常総市の「道の駅常総」では、米を求め県外からも多くの人が訪れていた。去年と比べ、米の売上は3倍になっているという。米の価格が高騰する中、栃木・宇都宮市にある明治40年創業の老舗卸売会社は、米を仕入れる資金が不足したため自己破産をする事態となった。今日、農林水産省では米産業活性化のための意見交換が行われ、卸売業者から「備蓄米が動くが現在も去年の米の確保が十分ではない。現場で混乱が続いている」、生産者から「夏場の不足が続くことが心配」などの声が出ている。備蓄米は、来月半ばに業者へ引き渡され、来月末から4月に店頭に並ぶ見通しだが、ある卸売会社からは「21万トンの放出は不十分で、安い備蓄米に人気が集まり、すぐに足りなくなるのでは」といった声も出ている。また、「まんぷくや高砂店」では、米の値上がりなどで弁当の値段を上げ、輸入米に切り替えたが、輸入米の仕入れ値も高くなっていることから米の量を減らしたという。
住所: 栃木県下野市医大前3