JR岡山駅から車で30分ほどの山陽団地は岡山市の一大ベッドタウンとして造成され、面積は東京ドーム約21個分。ピーク時には8000人を超える人が住んでいた。現在は人や車の通りがほとんどなく、道路はひび割れて草も生い茂っており、住人によると人が誰も住んでいないアパートもあるという。2年前に団地の高齢化率は50%を超え、人口はピーク時の約半分になった。団地内にあったスーパーは20年ほど前に閉店し、現在住民は団地から約2km離れたショッピングセンターで買い物をしているという。免許を返納する人も多いのでバスの需要が高く、歩道とバス停の行き来がしやすいよう報道側の段差を低くする工事が近々行われるとのこと。その一方で若者を誘致する取り組みも行われている。