ペーパーアート作家・月岡佳代子さん。使う手法はペーパークイリング。細長い紙を渦巻き状にしパーツを作り組み合わせ作品にする手法。半年かけて完成させたのが高さ1.2メートルの黄金の龍。ペーパーアートに出会ったのは5年ほど前。海外サイトで見た作品に衝撃を受け、独学で技術を習得し3年前、不登校の子どもたちの支援イベントの看板を担当したことで本格的に作品づくりを始めた。これまで大小100を超える作品を仕上げ個展やワークショップを開き活躍の場を広げてきた。作品の販売にも力を入れている月岡さんは営業活動も欠かさない。この日は以前知り合った大町市の化粧品製造会社の社長を訪ねた。社長の求めているイメージとは少し違ったよう。月岡さんにはもう一つの顔がある。それが長く続けてきた保育士。今も週に3日ほどは市内の認定子ども園で働いている。自分の作品で周りの人たちを幸せにしたい。月岡さんは今日も作品作りに励んでいる。