- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 勝呂恭佑 駒村多恵 佐藤弘道 矢方美紀
オープニングの挨拶の後、朝ドラ受けをした。
厚生労働省の国民生活基礎調査では、就業者の約4割が何らかの疾患で通院している。番組が取材した38歳女性は、8年前から病気の治療を始め、いま無月経・顎関節症・骨粗鬆症の治療をしている。肉体的・精神的限界で会社を辞めざるを得なかった。そこで、きょうは治療と仕事の両立への向き合い方を特集。
ゲストは佐藤弘道さん、矢方美紀さん。佐藤さんは2024年に脊髄梗塞を発症して下半身麻痺になり、現在も後遺症と向き合っている。矢方さんは2018年に乳がんと診断され、現在はホルモン治療を継続中。矢方さんは仕事を辞めずに治療を続ける方法もあると主治医から助言をもらい、仕事をしながら治療する道を選んだ。番組では視聴者からのお便りを募集中。
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宮城・仙台市の保険代理店で働く池田倫子さん43歳のケースを紹介。7年前にシェーグレン症候群を発症した。迷惑をかけていると感じて心苦しくなり、専務に退社を申し出た。専務の内田直子さんは時差出勤や業務量の調整など様々な配慮をしてきたつもりだったが、退社を切り出されて、配慮が足りなかったのかなど正直ショックだったと振り返る。そこで、治療しながら働き続けられる体制を整えようと内田さんは動き始めた。そんな中で知ったのは産業保健総合支援センター。医療・労務の専門家が社員と会社の間に立ち、働き方の相談に乗ってくれる。内田さんは「業務量を削減するだけでなく、業務内容をもう少し調整したら」と言われた。結果として、心理的負担も落ち着き仕事の効率性にもつながった。さらに、年10日間の病気休暇を新設した。
産業保健総合支援センターは、全国47都道府県があり、相談は無料。専門のスタッフが相談に乗る。番組が取材した池田さんは、服用している薬の情報を会社に伝えてくれて在宅勤務できるようになった、家事・育児などのために家で動ける分の体力を残しておきたいという希望を会社に伝えることができたとコメントしている。
東京・築地の国立がん研究センター中央病院を紹介。治療と仕事の両立の相談を受けている。相談は年800件。医療ソーシャルワーカー・看護師11人で対応している。この日は3年前に乳房悪性腫瘍と診断されたゆりさん(仮名・49)が相談に訪れた。通院での放射治療を受けながら仕事と両立できるかの相談。まずは職場のフォロー体制を確認。「無理しすぎないように」とアドバイスした。治療のスケジュールと負担の確認を行い、有給休暇の取得などの助言を行った。
佐藤さんは、「ソーシャルワーカーさんには大変お世話になりました」と話した。矢方さんは東京に拠点を移す時に通院する病院を探してもらい、病院との連絡もしてくれて間に入ってもらい助かったと振り返った。ソーシャルワーカーの清水理恵子さんは、病気のショックで駆け込む人も多いと話す。相談例を挙げて解説し、主治医に就労上気を付けるべきことを確認してもらうことが大切だと指摘した。佐藤さんは、仕事柄公開して開き直ってこれしかできないと言うしかなかったと話した。治療と仕事の両立の相談ができる機関は、がん相談支援センター、難病相談支援センター、産業保健総合支援センター。いずれも全都道府県に設置されている。
看護師のまりこさん(仮名・55)は3年前に乳がんと診断された。高校生と小学生の子どもを持つシングルマザーで、治療のため1年間休職した。傷病手当金が支給されるが、支給額は給料の3分の2。家賃・食費が減らない一方で治療費が新たに出ていくことになり、給料から天引きされていた社会保険料も払う必要がある。そんな中で救いになったものがあったという。
VTRのまりこさんの救いになったのが高額療養費制度。自己負担額が高額になったとき、負担を上限額に抑えられる。年齢・所得によって上限額が異なっている。傷病手当金の注意点は、会社員・公務員しかもらえないこと。自営業者は社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度がおすすめ。民間の就業不能保険に加入しておく方法もある。休職したときの意外な支出として、社会保険料・住民税がある。ソーシャルワーカーの清水さんは、ハローワークの方相談にきてくれて、治療をしながら仕事を探したい人の相談も受けていると話した。
OPECプラスはこのところ続けている原油の増産を来月も行うと発表した。アメリカ経済の減速で需要が落ち込むとの見方から低下傾向にある原油価格が、さらに下落するとの見方も出ている。
イスラエル軍がパレスチナのガザ地区での軍事作戦を拡大する中、地元メディアは7日、イスラエル南部の空港にフーシ派による無人攻撃が有り、2人がケガをした。イスラエル軍とフーシ派の間での攻撃の応酬の激化が懸念されている。ネタニヤフ首相はハマスへの圧力を強めている。
全国の気象情報を伝えた。
視聴者からのお便りを紹介。乳がんになったとき、チーフに手紙を書いて、手術・治療内容・治療を受けながら仕事を続けてさせて欲しいことを書いて、手紙をチーフが店長につなげてくれて復帰を待っていると言ってもらい、今も働いているという声もあった。
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航空事業会社の渡部俊さんは、今年6月に9度目のがんの再発・転移があり、現在はリモートワークを活用しながら働いている。渡部さんは13年前にがんになり、ステージ3bの大腸がんと判明。抗がん剤治療をしながらどうにか仕事は継続した。そんな中、バックヤードの部署に移動し、急な顧客対応がなくなったことに助かっている。定時で仕事が終わり、体力的にも楽になった。渡部さんが新しい部署で模索していたのが同僚とのコミュニケーション。大切にしたのが、病気のことをオープニン話すこと。新たな業務改善にも取り組んだ。
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矢方さんはがんになったとき、精神的にも不安だったが、自分がマイナスになってしまうと周りにも伝染してしまうと感じ、オープンにがんだと話し、自分にできることがあると証明できたため仕事やプライベートの充実につながったと振り返った。番組としては「私のトリセツ」の活用もおすすめ。書くことで周りにお願いしたいことに加え、書きながら自分の中で整理も進む点もメリット。
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長崎・佐世保市から中継。伝統の佐世保独楽の工房を取材した。芯の部分にひし形の鉄が使われている。300年の伝統があり、十二支を描いたものなど様々な佐世保独楽が登場している。佐世保独楽を専門に作る職人は現在では1人しかいない。独楽のボディを作る様子、実際に佐世保独楽を回す様子を見せてもらった。
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「さば缶と3色パプリカのパスタ」、「さば缶とトマトの冷たいスープ」を調理。パプリカを繊維に沿って細切りにする。にんにくをオリーブ油で少し色づくまで加熱したらにんにくを取り出し、パプリカを入れさっと炒める。ざばの水煮を加え、軽く煮詰めてとろみを出したら、プレコットを入れる。この時、プレコットを表示時間の半分ほどゆで、ざるにあげオリーブ油をまぶしたものを使用する。バジルをちらして絡めたら盛り付ける。軽く身をほぐし、トマトジュース・みそを溶いたものを合わせる。器に盛り付け、クルトン・みょうが・細ねぎをお好みでのせたらオリーブ油をかけて完成。
「さば缶と3色パプリカのパスタ」、「さば缶とトマトの冷たいスープ」を試食。矢方さんは「美味しいです。全然臭みもないですし、最後にバジルを手でちぎって入れたじゃないですか。その香りもすごい鼻に抜けます」と話した。
長野・安曇野市から信州サーモンを紹介。育てるのに工夫がある。ニジマスとブラウントラウトを長野県の水産試験場が掛け合わせて作り、病気にかからず良質な身が取れる。卵を産まないことで卵の成分も身に吸収され、うま味を倍増している。繁殖能力がないため、たとえ逃げても生態系を乱すことはない。フレンチシェフの板花芳博さんが「信州サーモンのカプレーゼ」、「信州サーモンのソテー」を作って用意してくれた。