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「安福号」 のテレビ露出情報

牛舎には籾殻と大鋸屑を敷き、約20日で交換する。籾殻を入れると空気の層ができて良い発酵をする。発酵して80℃まで、夏では90℃まで上昇する。
母屋と牛舎の間に建つ建物は事務所。妻の社樹子さんは中学卒業後に紡績会社へ就職。隣人の紹介で21歳で見合い。見合い当日に結婚を約束し、3か月で結婚した。将夫さんの父は事故で体が不自由になった。将夫さんが唯一の男手となり心配した親戚が結婚を勧めたという。社樹子さんも肉牛農家の手伝いをしていたが、経済的に苦しい生活が続いた。借金を繰り返し事業を拡大したが自転車操業だった。将夫さんは夜勤の仕事もしていたという。
昭和56年事態を好転させる出来事があった。岐阜県が高品質の牛肉の生産を目指して兵庫県の但馬牛の種牛を購入し、安福号の種で繁殖を支援。但馬牛の優れた血統の種牛安福号の種でも肉質の良い牛が生まれる保証は無い。肉質が悪ければ種付けから出荷まで4年近くの時間と費用が無駄になる。当時、肥育農家が繁殖のリスクを恐れ種付けの権利を放棄し、地域の割り当て30頭分の繁殖を河合家が全て受託した。全国の品評会で飛騨牛が好成績を残しテレビや新聞などでも取り上げられるようになった。飛騨牛は柔らかな霜降り・キメ細やかな肉質・豊潤な味わいが特長の高級ブランド牛という。平成16年には岐阜県肉牛枝肉共進会で最優秀賞を受賞し借金も返せたという。
河合家には代替わりした長男一家が同居している。幸紀さんの妻は20歳年下。酪農家で勤めていて知り合ったという。

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