東京・大田区の従業員10人の佐々木半田工業では、人手不足で同業他社が賃上げを考えていることから、社長は価格転嫁し約3%の賃上げを検討しているが、値上げは言い出しにくく物価高を超える賃上げは難しいという。今日発表された去年の消費者物価指数はプラス3.1%と41年ぶりの水準となり、実質賃金は20ヶ月連続のマイナスとなっている。多くの企業は来月頃から本格化する春闘で来年度の賃上げ幅を決めており、大企業は大幅な賃上げを予定しており、芳野会長は中小企業の賃上げを進めるには大企業が中小企業の価格転嫁を認めてほしいと強調した。