東日本は西日本に比べて電気料金が15%程度高い。これはエネルギー政策の中でも賛否が分かれる原発が影響しているが、そんな中、今夜東日本では東日本大震災以降、初となる宮城県の女川原発2号機が再稼働した。女川原発敷地が最大1m地盤沈下するなどしたが、2020年には新たな規制基準による審査に合格。29mの防潮堤を整備し原子炉建屋の耐震補強を行うなど安全対策工事を完了させた。国内にある原発は33基。東日本大震災以降、これまで再稼働した原発は12基だが全て西日本にあった。そしてきょう宮城県の女川原発が再稼働。東北電力は来月7日から発電をスタートさせ12月ごろには各家庭へ本格的に電気を送る予定だが、きょう付近では住民が集まり再稼働中止を訴えた。一方、武藤容治経産相は再稼働の意義を強調。2050年には2022年度に比べ最大で4割増える可能性もあるとの予測もある電力需要。需要が高まっている要因の1つが生成AIなどデジタル技術の利用拡大。
千葉・白井市のデータ処理をするデータセンターには所狭しと並べられたサーバーが。このセンターだけで家庭用パソコンおよそ300万台分の処理能力がある。電力需要が高まる中、発電のおよそ7割を火力発電に頼っている日本。今後東日本でも原発の再稼働が進むことになれば電力需給に余裕が出たり料金の負担が縮小する可能性がある。
千葉・白井市のデータ処理をするデータセンターには所狭しと並べられたサーバーが。このセンターだけで家庭用パソコンおよそ300万台分の処理能力がある。電力需要が高まる中、発電のおよそ7割を火力発電に頼っている日本。今後東日本でも原発の再稼働が進むことになれば電力需給に余裕が出たり料金の負担が縮小する可能性がある。