トヨタ自動車のことし4月から9月までのグループ全体の決算は売り上げに当たる営業収益が、円安による押し上げ効果もあって23兆2824億円とこの時期としては過去最高となった。本業のもうけを示す営業利益は前の年の同じ期より3.7%減って2兆4642億円、最終的な利益は26.4%減って1兆9071億円といずれも2年ぶりの減益となった。国の認証試験の不正問題で一部の車種の生産を停止したことで日本での販売が落ち込んだことをはじめ、主力車種のリコールに伴って北米でも販売が減少したこと、電動化といった成長領域に投資を増やしたことなどが要因。今年度1年間の業績見通しについては売り上げや営業利益、最終利益のいずれも据え置いた。