宮本亞門さんの作品に出演したことも城田優さんに大きな影響を与えた。それまでは2.5次元と呼ばれるミュージカルなどでは同世代くらいの役者と共演していたが、初めてのブロードウェイ・ミュージカルということで重圧も大きかったなか宮本さんが引っ張ってくれた。ゲネプロの時に頭が真っ白になってしまったところ、宮本さんから「これは僕の船だから、沈む時は僕の責任だし何も気にしなくていい。僕のフィールドの上で自由に動き回ってくれることが1番いいことなんだよ」と声をかけてもらい緊張がほぐれ本番を乗り切れた。城田さんは5人兄弟で、長男の妻が久石譲さんの娘。甥っ子と姪っ子に日々癒やされている。スペイン人の母は3回結婚して3回離婚しているが、兄弟は仲が良い。母は厳しい人だが、勉強ができないことで怒られたことはない。最近、母がSNSを覚えたことで毎日いろいろな動画を送ってくれる。城田さんはミュージカルが終わって千秋楽の挨拶をしていた時に茶々を入れてきた母に対して叱ったことがある。