渋谷駅で家に行っていい人を探す。声をかけたのは飲み会に行っていたという男性で交渉するとOKしてくれた。OKしてくれた和氣さんは27歳で、15年マスクを外せないなどと話しタクシーで移動し自宅に到着。
和氣さんの自宅を訪問。愛用のマスクは玄関先に常備。自転車は部屋の中で管理。自宅は1LDK家賃105000円。本屋で働いていた時に客から勧められたマンガを陳列、今泉佑唯の写真集を見て疲れを回復するや、マスクに匂いをつけるスプレーなどがあった。かわいい洋服を好んで買いぬいぐるみが好きだという。かわいいもの好きのキッカケは男3人兄弟の末っ子で女の子のように育てられたことなど話した。中学生の時にマスクをつけ始めたきっかけは、親友が自分のことを嫌いだと言い出したことで何も信じられなくなって絶対に自分の本性を晒したくないとなるべく1個ガードを起きたいやすごく周りを気にするようになってしまったなど話した。和氣さんはつまらない人間になったなと思いながらも仕方ないと生きているなど話した。現在彼女はいないや将来的には人前に出られるようになれたらいいなと思っているなど話した。
取材から5年5ヵ月後、和氣さんを再訪。和氣さんは15年間外せなかったマスクを外して出迎えてくれた。恥ずかしさはあるがまあ良いかなと思ったという。そんな和氣さんは3年前に結婚していて子供も生まれている。現在は築3年の2LDKの持ち家に住んでいる。奥様は顔を隠す条件で話を聞くことができた。和氣さんの可愛いもの好きは変わらず、家には飾られていた。また奥様が実家から持ってきたピアノがあったが恥ずかしいということでイヤホンをつけて演奏をした。料理は和氣さんが好きで得意だから担当している。マスクは家族ができたことがきっかけで出会いはマッチングアプリであるが奥様は「家、ついて行ってイイですか？」で和氣さんを知っていて話しかけて会ったという。マスクについてはそういう人もいるんだなと氣にはしなかった。デートの時とかは食事の際にマスクを外して食べていて、会う前からチャットなどでやり取りし身内と会う時と同じくらい感じで接することができたという。そんな和氣さんは4月から仕事が変わるためマスクを外してデビューするのもありかなと思っているという。5年5ヵ月ぶりに和氣さんの家を再訪したら「殻」を破り始めた男性が安心できる「家庭」を築いていました。