富士山で7月1日から新たに始まるのが通行規制と通行料の徴収。富士山山頂への登山ルートは山梨県側に1つ、静岡県側に3つと全部で4つある。あすから山梨県は登山客の約6割が利用する山梨・吉田ルートを登山者数の上限を1日あたり4000人とし、午後4時から午前3時までの間はゲートを閉めるほか、1人あたり2000円の通行料を徴収。去年、富士山を訪れた登山客は約22万1000人。7月に撮影された映像では人が多すぎて先へ進むのもままならない。その中には迷惑行為を行う人も。寒さをしのぐため、禁止されているたき火をする外国人、裸でやってくる人など体調不良を起こす心配のある登山者も多く見かけられた。山開きが迫る中、26日には行方不明となっていた登山者を捜索中、富士山の河口付近で3人の遺体が発見される事故も起きた。あすから始まる登山規制は安全に富士登山を楽しんでもらうためのルール。昨日の山梨県側の富士山の5合目には多くの訪日客の姿があった。
富士山5合目で70年近く休息の場を提供してきた山小屋、富士山みはらし。あすの山開きに向け、登山客を迎える準備が進んでいた。富士山の歴史上初めてとなる「登山規制」に期待を寄せている。一方で懸念しているのが、訪日客への周知。ここでは外国語が話せるスタッフを配置し、予約時に登山規制について説明する対策を講じている。
富士山もう1つのルート、静岡県側の3ルートはことしから入山の際に任意の事前登録システムを始める。通行料を義務化した山梨県に対し静岡県側は通行料を徴収していない。2つの県が足並みを揃えられなかった理由について、件の担当者は登山道の多さにあると話す。山梨側の通行料の義務化で静岡側の登山者が増加することも期待されている。迫る山開きを前に、富士宮口6合目にある山小屋雲海荘では準備に追われている。ことしは登山者の増加を見込んで、金剛杖の在庫を3割ほど増やしたという。
富士山5合目で70年近く休息の場を提供してきた山小屋、富士山みはらし。あすの山開きに向け、登山客を迎える準備が進んでいた。富士山の歴史上初めてとなる「登山規制」に期待を寄せている。一方で懸念しているのが、訪日客への周知。ここでは外国語が話せるスタッフを配置し、予約時に登山規制について説明する対策を講じている。
富士山もう1つのルート、静岡県側の3ルートはことしから入山の際に任意の事前登録システムを始める。通行料を義務化した山梨県に対し静岡県側は通行料を徴収していない。2つの県が足並みを揃えられなかった理由について、件の担当者は登山道の多さにあると話す。山梨側の通行料の義務化で静岡側の登山者が増加することも期待されている。迫る山開きを前に、富士宮口6合目にある山小屋雲海荘では準備に追われている。ことしは登山者の増加を見込んで、金剛杖の在庫を3割ほど増やしたという。