富士山をめぐって、山梨県は環境保全の対応策としてふもとと5合目をLRTで結ぶ「富士山登山鉄道構想」の検討を進めている。この構想について、県は今週火曜日に初めての住民向け説明会を山中湖村で開いたのに続いて、昨日は地元の富士吉田市で住民向け説明会を開催、約800人が参加した。この中で長崎知事は、「県と地元は富士山の勝ちを将来に引き継ぎたいという思いを持つ同志であり、価値観を共有する仲間である」と述べた。その上で、LRTは輸送量や移動中の快適さの面で電気バスより優れている」「整備にかかる費用は県・民間企業・国で分担できる」といったことなどを説明し、LRTが最善の策であると説明した。参加者からは「LRTだけでなく、電気バスや水素バスといったさまざまな選択肢を平等に検討するべき」「地域住民の同意を得ながら構想を進めてほしい」といった意見が出された。