嶺さんは母の影響がきっかけで登山を趣味にしたのだという。5895mのキリマンジャロ登頂も成し遂げているが、キリマンジャロは山頂の氷河が2040年には消滅してしまうと言われていることから 早いうちに登りたいと思ったのだという。高山病対策として低酸素トレーニングを行うとともに、富士登山を演習にしてきたが、現地の人と交流するために英語・スワヒリ語だけでなくタンザニアの文化も学んでいった。母と自身の登山費は約140万円だったが、クラウドファンディングを行うと約1ヶ月で84人から83万円以上を集め、20社近いスポンサーも支援を行ったことで費用を工面していった。今後は日本三百名山や七大陸最高峰を制覇することや、青年海外協力隊となって困っている人・動物を助けることが将来の夢という。また、名前は大菩薩嶺の「嶺」から拝借したのだという。