気象庁の専門家会合で富士山などの噴火時に備え、降灰量に応じて警報を発表する方針を確認。1707年、江戸時代中期の富士山の宝永噴火を再現したCG映像。火山灰が広い範囲に降り注ぎ、江戸にも降灰があった。この時と同じ規模の噴火をモデルケースにした場合の降灰の想定、内閣府によると噴火から3時間後、東京を含む首都圏で自動車が通行不可になる視界悪化または厚さ3cmの降灰がある。2020年に国のワーキンググループがとりまとめた報告では首都圏に約4.9億立方mの火山灰が堆積すると試算、鉄道や道路の通行が困難になる可能性が指摘されている。目、鼻、のど、気管支などへの健康被害や断水、停電、通信障害などのライフラインへの影響も考えられる。