去年の富士山で岩瀬チームは印象深い外国人の診療にあたった。岩瀬先生は救護所に勤務している間、毎日1回パトロールも兼ねて山頂まで登っている。その頃、救護所では近くに体調を崩してた外国人女性がいるとのことで、看護師が現場に向かう。インドから来た夫婦、奥様が激しい腹痛で動けなくなったという。血中酸素飽和度は正常のため、高山病の可能性は低い。さっき下剤を飲んだという。下剤で便を出せば腹痛が治まると考えたという。救護所で診療をすることに。連絡を受けた岩瀬先生が戻ってきた。整腸剤を処方してしばらく様子を見る。頂上に登らず山小屋に宿泊し、息子さんと合流することになった。翌朝、女性の体調は回復した。