10月下旬、神奈川県相模原市。独自の資源循環の仕組み“PMPループ”への参加企業を探している、パナソニックETソリューションズの田島さん。この日は、大阪からやって来た。この日の相手はどうしてもタッグを組みたい企業。元々富士通のリサイクル部門の子会社だった、アンカーリサイクルポート。パナソニックと業務上のつながりが深い富士通が、PMPループに興味を持ってくれた。この会社では、主に富士通製の使用済みのパソコンやサーバーなどをリサイクルしている。この会社との交渉は4回目、富士通本社の社員も同席している。富士通は電子基板を特定の処理業者に売却しているが、パナソニックのPMPループに参加して金属を回収することを真剣に検討していた。そこで田島さん、今回は富士通が処理業者に売っている価格より高い金額で買い取ると提案した。金属の回収量によってはパナソニックは赤字になる可能性もあるが、それでも試してもらうことを優先した。思い切った提案が功を奏し、初めての取引が成立した。
