能登半島地震の被災地で、ネイルアートで被災地を励ますネイリスト・中村志帆さんを紹介。福祉ネイルというサービスを提供し、石川県の避難所で暮らし続ける人たちに少しでも笑顔が戻ってほしいと活動を続けている。中村さんは今年4月から能登半島地震のボランティアで現在の活動を開始した。中村さんが訪れたのは七尾市にある七尾市矢田郷地区コミュニティセンター。中村さんも13年前の東日本大震災で被災をしているという。親元を離れ宮城県の高校に通っていた中村さんは、地震後に避難所で見知らぬ人たちと3週間過ごし、孤独を感じたという。その経験から、中村さんは能登半島地震の被災地でも自分と同じ寂しい思いをしているのではと思い、福祉ネイルで関わる決心をしたという。中村さんが最も大事にしているのが被災者の声に耳を傾けること。中村さんは「つらい気持ちを少しでもほぐすためにまず話をしたい。少しでも癒しになればいいという気持ち」などと話した。中村さんはこれからも福祉ネイルで被災地に笑顔を届ける。中村さんは今後、能登の他の地域にも足を運び、福祉ネイルで喜んでもらいたいと話していた。