山形県ではことし、6年ぶりのコメの生産量を増やす方針。庄内地方の農家は、ことし生産量を増やし、はえぬきという品種を作る予定。増産の課題は、種籾の確保。県の担当者によると、種はある程度多めにつくる予定だったが、それ以上に注文や需要があったという。種籾の産地・富山県には、追加の種籾を求める問い合わせが相次いでいる。きのう、県の農業研究所で行われたのは、種籾のもとになる種子作り。質のいい種籾を作るには時間がかかるため、田植えに使えるのは再来年以降。コメの流通について、専門家は、増産は1年2年で対応できることではなく、中長期的にコメの生産維持を考え直していく必要があるなどとした。