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「富嶽百景」 のテレビ露出情報

テーマは「浮世絵風景画、歌川広重の秘密!」。東京・原宿にある太田記念美術館で11月9日〜12月8日まで企画展「広重ブルー」を開催。「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」などを描いた浮世絵風景画の第一人者・歌川広重が描いた美しい青の印象的な作品を集めた企画展で、先日ベロ藍という絵の具がもたらした浮世絵の進化を紐解いた。歌川広重が描いた新千円札の図柄にもなった葛飾北斎の名作「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」を反転させたような絵や、北斎の別の作品「富嶽百景海上の不二」にもそっくりな絵を紹介。広重にとって北斎は大先輩。広重が北斎漫画を元ネタにしたという決定的な証拠が同じ地名。「六十余州名所図会壱岐志作」を紹介。志作という地名はなく、北斎漫画の間違えた情報を広重がそのまま引用してしまった。北斎の絵をモチーフにして広重独自の作品へと創り上げた。北斎漫画は全国に数百人の弟子がいた北斎が教則本として作ったイラスト集。広重も北斎漫画からヒントを得ていた。
歌川広重の作品はイメージで描かれたのか、元ネタがあるのか。各地の歴史や風土などをまとめた本「地誌」が江戸時代に全国で編纂、出版されていた。地誌の挿絵などを参照した広重の作品はたくさんある。「東海道五拾三次」で描かれた53の宿場のうち、元ネタがあると言われているのが約40ヵ所。三条大橋は東海道名所図会の挿絵を参考にしていると考えられる。そこから視点の変化や遠近法を使い、広重らしさを追求。静岡県袋井の様子を描いた作品を紹介。地誌を参考に地方の特色を絵に入れ込んだ。広重が東海道に行ったかどうか意見が分かれており、西に行くほど種本が増えるため行っていないという考えもある。人気絵師の広重が日本全国を巡ることができたのか?と考えられている。
歌川広重晩年の作品を徳島・鳴門を描いた作品を元ネタと比べると色彩と遠近法で広重の作品になっている。太田記念美術館の企画展「広重ブルー」は11月9日〜12月8日開催。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月22日放送 21:00 - 21:54 日本テレビ
1億3000万人のSHOWチャンネル大人の社会科見学
お金に頓着がなかった北斎は常に貧乏生活を送っていた。去年のニューヨークのオークションで神奈川沖浪裏が約3億6000万円で落札されたという。75歳で「富嶽百景」を描く。浮世絵はヨーロッパでジャポニズムを起こし印象派に影響を与える。渋沢栄一が行ったパリ万博がきっかけだった。東海道五十三次がヒットとした広重が人気になると北斎は肉筆に挑戦する。小布施屋台の天井に男浪[…続きを読む]

2024年2月7日放送 19:57 - 20:42 NHK総合
解体キングダム解体ファイル26 枯れたミズナラの巨木
古の時代から木材を用いて建物をつくってきた日本。その材となる巨木を己の肉体と技術を頼りに切り出してきたのが空師です。江戸時代にはその存在が知られるようになった。空に最も近いところで作業することからいつしか空師と名付けられたそうです。使う道具は斧からチェーンソーへと変わりましたがその技は今も息づいています。近年は住宅街で大きくなりすぎた大木を安全に伐採する仕事[…続きを読む]

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