かつては「庶民の味」とも言われたスルメイカが今年もピンチを迎えている。北海道函館市に初夏の訪れを告げるスルメイカ漁が1日に解禁され、今シーズン初水揚げが行われた。函館漁港には青森県沖で漁を終えた漁船11隻が戻ったが、漁獲量は焼く200キロと去年の5分の1程度。北海道総研が先月行った調査によると、津軽海峡付近から秋田県沖でとれたイカは4日間でわずか2匹。去年を超える記録的な不漁が予測されている。きのうの初競りでは1キロ3,800円だった去年を大きく上回る8,000円の最高値がつけられた。市場で販売価格を見てみると、スルメイカは7匹で3,000円と例年より2,000円近く値上げせざるを得ないという。
住所: 北海道函館市新川町1-2 函館自由市場