寒い時期に気をつけたいのが高血圧。放置すると脳出血など命に関わる病気になることもある。高血圧のリスクを高める塩分を減らすための新たな手法や食事のレシピを伝えたNHK首都圏の記事を紹介。塩分摂取量の目安として国は一日7グラム未満を目標としているがここ10年ほどのデータでは20歳以上の国民の1人当たりおよそ10グラムの摂取が続いている。こうした中、今広がっている対策が塩分の摂取量ではなく排出に注目した手法。東北大学の寳澤篤教授が注目しているのは野菜などに多く含まれるカリウムという栄養素。体内のカリウムは食塩の主な成分であるナトリウムを一緒に排出する性質がある。カリウムを多く摂取することでナトリウムを減らすことができる。そこでカリウムを摂取しやすいレシピを管理栄養士の三浦知代さんに教えていただいた。例えば、小松菜とささみのあえ物。カリウムは水溶性でゆでると多くが溶け出してしまうため、材料はシリコンスチーマーに入れて電子レンジで加熱するなどカリウムをできるだけ逃さない方法で調理することがポイント。もちろんカリウムをとれば塩分をどれだけとってもいいということではない。バランスが大事。そして注意点もある。腎臓に疾患のある方はカリウム排出の機能が低下している場合もあるので医師の方に相談を。