大阪・関西万博の報道関係者向けの内覧会メディアデーが開催。商売繁盛を願う大阪の伝統行事・宝恵駕籠行列が行われた。期間中、日本を代表するお祭りが入れ替わりで会場を盛り上げる。55年前、大阪万博で注目された人間洗濯機は、よりスタイリッシュに。パイロットのいない空飛ぶクルマ。2030年ごろに無人飛行の実用化を目指す。ガンダムパビリオンでは、アニメ「機動戦士ガンダム」のその後の世界を体験できる。ガンダムシリーズが描いてきた宇宙での暮らしや、まだ実現していない科学技術を映像などを通して体験できる。158の国や地域と、7の国際機関が参加する万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。アメリカ館の目玉は、55年前の万博で公開された月の石とは別の月の石。AIロボットが会場内を案内してくれる中国館でも、宇宙を舞台にした目玉展示が並ぶ。まだ工事中のパビリオンもある。経産省によると、開幕に間に合わせるべく作業中だという。万博を巡っては、日曜日に行われたリハーサル中、会場内のマンホールの内側で一時、爆発の恐れがある濃度のメタンガスが検知された。万博協会は今後、測定の頻度を上げ適切に管理していくとしている。大阪万博では、当時世界最軽量と言われた銅管などを使用したドームが存在感を放っていたドイツ館。今回は、かわいいで勝負。ドイツパビリオンのマスコットのサーキュラーは、お客さん1人ずつに渡されるオーディオガイド。没入感を追及した展示では、循環経済の目指すべき在り方が学べる。壁の一部には、キノコの菌糸を用いた新素材を使用。取り壊したあと土に還すことができる。また、パビリオンにはレストランも併設。ただ、事前に公開されていたCGと比べると、花などまだ咲いていないが、開催中のいろんな時に咲くという。万博の後は大阪市内の庭園に返すという。