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「寿司幸 本店」 のテレビ露出情報

1月上旬、中川さんの工房では樹齢300年の吉野杉を加工していた。中川さんは丸太の状態で材料を仕入れることにこだわっている。年輪に対して直角に歯を入れるのがポイントで、切り取った木の強度が高くなるという。木桶は多くの木片をつなぎ合わせて作っているが、最後に固定する輪っかはタガと呼ばれ、タガが外れるという言葉はここからきている。木桶作りで大切なのは木片の形。そこで必要になるのは300種類もの鉋。種類が多い理由には、作るものの直径によって鉋の丸みが変わってくるという。大きさや丸みに変化があり、3センチの鉋もある。技の見せ場は木片をつなぐ断面の調整。先々代から使っている型に光に当てて漏れをチェックする。完全に光が漏れなくなるまで緻密に直していく。そしてできた木片を並べていくが、その木片の並べ方にもポイントがあるという。その後竹串で繋いで鉋をかけてタガをはめれば完成。出来上がった湯桶だが、しかし近年ではあまり使われなくなった。今は月に5個ほど売れる。
中川さんのターニングポイントは固定概念のタガをはずしたこと。番組が初めて中川さんを始めて取材したのは2013年。銀座の寿司店でシャンパンクーラーは木桶で行っていた。木だと結露がしないという。アルミと木のクーラーに氷と水を入れ30分後。アルミクーラーは水滴だらけになり、水が地面に滴ってしまっていたが、木のクーラーは、水滴がついていない。中川さんはその木のクーラーを作っていたが、生き残りをかけてなにか新商品をと試行錯誤していたところ、木のクーラーにたどり着いた。2008年にある企画会社のプロデューサーからかつてないワインクーラーを作ろうと持ちかけられたという。しかし2年間試作を繰り返しても斬新なワインクーラーの形が見えてこなかったという。その時ひらめいたのは底の形と上部の縁取りの形を変えてしまうこと。縁の両端を尖らせた。その時、まさに固定概念を破る瞬間だったという。こうして生まれたのが高野槙 Konohaで9万2400円。
中川さんの作った木桶のワインクーラーはフランスのシャンパーニュ地方に渡った。ここはシャンパン発祥の地で、高級ホテルのレクレイエールのメインバーでシャンパンを楽しむグループが。ドン・ペリニヨンが冷やされていたのは中川さんの作ったワインクーラー。ドン・ペリニヨンと刻まれていた。ドン・ペリニヨンの醸造最高責任者が中川さんのものづくりに惚れ込んで300個を世界販売した。あれから13年、中川木工芸に一人しかいなかった職人は若手を中心に6人まで増えていた。皆で Konohaを造っている。今では一つ14万8000円で、多い月には20個の注文が入るという。量産を可能にしている理由は、このはの作り方を細かく数値化しているため。今ではモデリングソフトも取り入れる。15年間で20種類の形状のシャンパンクーラーを開発した。またワインが安定する形をしたシャンパンクーラーは29万7000円。パリの星付きレストランでも使用されている。シャンパンクーラーが好調で、中川木工芸の売上は13年前の3倍に伸びている。
住所: 東京都中央区銀座6-3-8

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