大相撲春場所で13勝を挙げ、110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士関。一夜明けたきょう、記者会見で喜びを語った。笑顔を見せながら優勝を実感している様子だった。12勝1敗で迎えた14日目。優勝を意識する中、取り組みで右足首を負傷。自力では歩行できない状態になり千秋楽の出場も危ぶまれた。けがについて尊富士は「今後の自分の相撲人生に影響してくる。正直あきらめていたが、部屋の横綱が自分のところにきてどうだって(声がけされ)。そこで横綱自身のいろいろな話を聞いてお前ならやれると、記録はいいからお前を記憶に残せ、勝ち負けじゃないと。横綱に言われた瞬間に少し自分で歩けるようになった」などコメント。