佐久地域では田んぼや池で育てた小ブナを甘露煮やから揚げにして味わう食文化があり秋の味覚として親しまれている。佐久市にあるJA佐久浅間の施設には地元の農家が育てたおよそ460キロ分の小ブナが集められ、午前4時半ごろから職員たちが出荷用の袋に入れる作業を行った。小ブナは新鮮さを保つため生きたまま水と一緒に袋に入れられ県内のスーパーなどに向かうトラックの荷台に次々と積み込まれていた。JA佐久浅間によるとことしは夏の暑さの影響で小ブナがあまり餌を食べなかったため、大きさは5センチ前後とやや小ぶりで出荷量も去年の半分余りとなる1.3トンを見込んでいるという。小ブナの出荷作業は今月10日まで行われる予定。