IMF(国際通貨基金)は最新の世界経済見通しを公表、ことしの世界全体の経済成長率を3.2%で据え置いた。IMFは最新の見通しで個人消費の回復や堅調な輸出を背景に、中国のことしの成長率を5%に上方修正した。インドについても地方の個人消費見通しが改善しているとして上方修正した。一方日本は認証不正による自動車の生産停止などを背景に0.7%に下方修正、また米国も2.6%に下方修正している。米国の6月小売売上高は前月比で横ばい、市場は0.3%のマイナスを見込んでいた。項目別ではネット通販などの無店舗販売が増加した一方、自動車関連部品とガソリンは減少した。一方、変動の激しい自動車関連部品を除くと、0.4%のプラスで市場予想を上回った。