天皇皇后両陛下はきょう午前、警視庁本部の正面玄関に到着され、小島裕史警視総監が出迎えた。警視庁の創立150年を記念する式典は約150人を招待して行われた。天皇陛下は能登半島地震の被災者へのお見舞いを伝えた後、警視庁職員を労われた。小島警視総監は「人々の思いや願いを感じ取り、すくい上げながら安全安心を求める都民国民の期待と負託に応えていく所存であります」と創立150年の決意を述べた。式典後、両陛下は通信指令センターを訪れ、実際の110番通報のやり取りなどを視察し、多く受ける通報内容や消防との連携内容について熱心に質問されていた。その後、両陛下は石川県に派遣されていた特殊救助隊員から現地の状況を聞いた他、鑑識課長から警察犬の活動について説明を受けられたという。