こちらは党首や候補者の発言を短編集した動画で、日々SNS上に投稿され選挙戦を左右するほど影響力が増している。こうした「政治系切り抜きチャンネル」は年々増加、YouTubeを調べるとそのチャンネル数は800を超えている。約2年前から「切り抜き動画」を制作しはじめたこちらの男性、現在のYouTube登録者数は3.24万人。今では月20本程度の動画を投稿、副業として制作。月の収益は10~20万円、最高では80万円という時もあったという。こうした切り抜き動画は著作権を侵害しているとして、削除要請が来たら動画を削除しているという。切り抜き動画について各党の対応を調べると日本維新の会などは容認、特に共産党と国民民主党は切り抜きの拡散を呼びかけ動画データの提供も積極的に行っている。自民党・公明党などは条件付きで容認している。街の人たちからは肯定的な意見がある一方、情報の一部として見ている、といった声も聞かれた。自分にとって都合のよい情報だけを投票の材料にしないことが大切。