石川県小松市にある「こまつドーム」について市は利用者が当初の目標より大幅に少ない状態が続く中、今後の活用方法について民間企業などからアイデアを募る市場調査を始めた。「こまつドーム」は当初はコンサート利用を見込み年間40万人の集客を目標に掲げたが、最近は市民のスポーツでの利用などが中心になっていて昨年度の利用者数は16万人と目標の4割にとどまっている。また現在の利用方法を維持するには今後大規模な改修も必要で、人工芝の張り替えや照明の交換などで6億円余りが必要と見込まれている。こうした状況を受けて小松市は施設の新たな活用方法を検討するため民間企業などからアイデアを募る市場調査を始めた。来月17日まで企業などの参加の申し込みを受け付けその後、聞き取り調査を行い来年2月にも調査結果の概要を公表することにしている。