アーティスティックスイミングは、大幅なルール変更で、東京大会後、事前に演技構成を申告する方式となった。申告通りの技と判断されない場合、大きく減点される。日本代表は、2分以上行った演技の終盤に、約20秒間の連続足技を息継ぎなしで披露したが、最後に行った足技が規定の角度を超える範囲まで動いたとされ、大幅に減点された。これにより、テクニカルルーティン終了時点で、日本は6位となった。中島ヘッドコーチが規定に基づき、審判団に抗議したところ、これが認められ、順位が3位に変更された。抗議は、審判団に約8万5000円を支払うが、抗議が認められれば、返金される。体操でも採点の見直しにはお金がかかり、体操男子個人総合の岡慎之助は、つり輪のときに、見直しを求め、認められた。見直しが認められると、返金される。申し立てが連発すると、競技進行の妨げになるため、根拠なき申し出を防ぐ目的があるが、資金力がいるため、公平性には疑問があるという。