きのう、宮古島市の鏡原小学校で県外疎開を知ってもらう講演会が行われ、児童およそ240人が参加した。宮古島市総合博物館の学芸員が疎開した兄弟を題材にした紙芝居を読みながら、沖縄戦の前年に、現在の宮崎県小林市におよそ80人の子どもたちが疎開したことや、疎開先で沖縄戦が始まったことを知り、家族の無事を心配したり、手紙の返事がなく不安になったりしたことなどを伝えた。その後、宮崎県で学童疎開について伝えている語り部の常磐さんが、宮崎には沖縄から疎開した人たちが貧しさや偏見などと戦いながら、沖縄の文化を宮崎に伝えた地域があることなどを説明した。