高市早苗経済安保担当大臣が自民党総裁選への立候補を表明し、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたいと決意を示した。「日本列島を、強く豊かに」と掲げ、政治とカネ問題を巡っては総理大臣と大臣の給与を廃止する一方で、裏金議員の公認を巡っては既に処分が決着しているとして否定的な考えを示した。高市大臣はテレビキャスターから政治家に転身し保守派として頭角を現すと2021年の総裁選は3位だった。2022年には後ろ盾となっていた安倍元総理が亡くなったが、今年の演説では安倍総理から残された宿題として日本国憲法の改正が残っていると言及すると、選択的夫婦別姓に否定的な立場を示している。靖国神社をめぐっては「祖国を守ろうとされた方に敬意を表し続けることは私が希望するところ」と言及している。JNN世論調査では次の総理にふさわしい人の投票で全体3位となるなど存在感を示す高市大臣。一方で、小林前経済安保担当大臣とは支持層が重なり、安倍元総理も不在であることから国会議員票での苦戦も予想される。